2012年7月20日金曜日


  • 次に秋元との2人トーク。秋「いきなり重いね、お前」。指原「(苦笑)」。秋「普通に喋れって言ってんのに」。指「普通に喋れるわけないじゃないですか」。「そらそーか。まぁね、あの~どうなの? 本当のところは」。指「えっ? なんですかね。本当のところってどういう事ですか? 本当なのかってことですか?」。秋「うん」。指「えっと、本当じゃないですし…本当ですし…本当じゃないというか…」。秋「よくわかんない」。指「(笑)。なんか本当のところもありますし…」。秋「でもそれは、指原がそういうところが出てくるところまで来たんだよ。だって指原が無名だったら、そういう話も出てこない訳じゃん。だからそうなったら当然、昔のことも出てくるかもしんねーし。まぁそれは、しょうがないよな。でも、指原がそういう風に誤解されるような、かつて行動をとったわけだからさ。それで、たぶん何もなくスルーすると、『なんだよ、指原にだけ甘いのか!』という声もでてきちゃうし、『指原は反省しているのか?』ってなるし。かといって指原が全面的に悪い訳でもないし、すごい難しいよね」。指「そうですよね」。秋「で、色々考えました。どういう風にこの場合すればいいのかという事で、たぶん、指原がやっぱり、どういう形であれAKBを応援してくださるファンに対して、誤解を招くような行動をとったことは間違いないわけ。過去だけどね。でも、そういうことがあるので、やっぱりちゃんとAKBのために頑張ってもらわなきゃいけないと思ったので、指原はまぁできるだけ早く…明日(あした)だな」。指「明日?」。秋「明日からは指原莉乃は、HKT48に移籍します」。指「……ぇ?……」。秋「HKT48に移籍します。HKT48に移籍して、指原は博多のメンバーまだ1期生しかいないし、まだどうしていいかわからない、その人たちと一緒にHKTを盛り上げて。だから指原は明日…明日じゃなくてもいいけど、できるだけ早く博多に引っ越して」。指「(笑)」。秋「博多に住んで、HKTの活動をしないさいと。レギュラーの『笑っていいとも』とか出していただいてるわけだから、その時に東京に帰っきて『笑っていいとも』に出るのも構わないし、他の番組に出るのも構わない。だけど、籍はHKT48。これからだから番組に出る時も『HKT48の指原莉乃です』と」。指「おぉ…はい」。秋「で、博多を盛り上げて、で博多はまだ1期生だから、もしかしたら1期生で何もわからない子たちが、指原と同じようにどこかで、そう誤解されるような行動をとる可能性があるじゃん。その子たちに『そうじゃないよ』とか、『こういう風になると、そういう風に見えちゃうよ』とか指導しつつ、AKBの為にがんばってもらうのがいいんじゃないの」。指「はい」。秋「大丈夫?」。指「はい」。秋「そうしたらさ、大分が実家な訳だし、実家にもしょっちゅう帰れるだろうし、お母さんが博多の方に来てくれることも多くなると思うので、だから、君は明日からHKT48の指原莉乃です」
    続いて峰岸も加えトーク。秋「どう?今の結論は」。峯岸「そうですね、いやまさかでした」。秋「でも誤解された訳だから、誤解だけじゃなく事実もあるとしたら、これはやっぱり指原なりの…。本当はあれだろ、指原は辞めようと思ったんだろ?」。指原「そうですね。その話を始めて聞いたのが、市川でのコンサート(※6月11日に行われた全国ツアーの1カ所)する日で、しーちゃん(大家志津香)に態度でバレてしまって。『もしかしたら、こういう風にステージに立てるのは最後かも知れないから』って話はしました。もう辞める事になっても、しょうがないことだから…。しょうがないと思ったけど、やっぱりステージに立ったら、やっぱりファンの人たちの気持ちを裏切ってしまって…裏切ったというか、考えられなかった訳ですから、昔のこととはいえ。だから、辞めた方がいいかなと思ったんですけど、やっぱりステージに立つと、その情けなくて悔しい気持ちと同時に、まだステージに立ちたいっていう気持ちと…。で、みーちゃんとかたかみなさんとかがずっと一緒に居てくれたのも嬉しくて」。秋「その日の夜はどうしたの?」。峯「ご飯食べて。カラオケ行って。ひたすら応援ソング歌いつづけました」。指「(苦笑)」。秋「だからその、なんだろうな。全部が事実じゃないし、裏切った訳でもないし。でも結果そういう風に見えちゃったり。書かれていること、『ここは違う!あそこは間違ってる!』って言えないじゃん。だとすると、指原なりのまぁ再スタートというか、リセットしなきゃいけないと思うんだよね。例えば謹慎とかなったら、何をもって謹慎?どれがいけない? って話になっちゃうし。それだったら指原が福岡に行って、後進のために、後輩達と一緒に盛り上げるという事で、行くのが良いんじゃないかと。やっぱりファンの方の中には、「そういう風に心配させただけでもペナルティだ」って言う人もいるし。僕もどこまでがどうってのは分からないけど、「グレーゾーンだ」って言う人もいる訳だから。指原なりのケジメを付けた方がいいんじゃないかという事で、HKTに行って、それは決して“ペナルティ”っていうよりも、指原の経験を活かして、1回、HKT頼むぞ!っていう感じかな」。指「はい」。峯「指原が頑張ってきたのすごく知ってて見ているので、形は変わっても、これからも一緒に活動が出来るって聞いて、少しホッとしました」。秋「指原の不器用さでもあると思うんだよね。上手く立ち回れば、そんなこと(記事が出ること)は無かったのかも知れない。やっぱり自分の中にこもってしまう部分が、もっとさ色んな人に話したりしていれば、違っていたんだと思うんだけど。内にこもってしまった事はよくないと思うんだよ。例えば、そういう研究生時代に辛いこととかがあって、もっとお母さんとかと話しておけば、あれだったのかも知れないし。指原の場合、全部自分で解決しようとか、でもまさかさ、指原に(男性)スキャンダルが出るとは思わなかったよな」。指「(笑)」。秋「これは驚いたね。指原と芦田愛菜(7歳の子役)ちゃんだけはないと思ってたから」。一同「(笑)」。指「そこ並ぶんですか」。秋「それぐらい指原は無いと思ったけどな。ただスキャンダルってのは、ある程度のネームバリューがないと。だから言ってたじゃん、前田先生が。「(売れるっていうのは)良いこともあれし、悪いこともある」」。峯「でもすごいね。世間の注目を一身に浴びてるよね」。秋「指原が初スキャンダルで、眠れない気持ちも分かるよ」。指「そうですよね、自分が悪いとはいえ…」。峯「ファンの方といつも会ってるもんね。近くで接してる分、いろいろね。思うこと多いよね」。指「そうですね」。秋「なんだろ、「こういう風に見えたら誤解されるな」っていう経験がまだ浅いんだよね。「ここは私は全然潔白だから大丈夫」とか、「私はそういう気持ちないですから。ただの友達ですから大丈夫」…にはならないんだよ。やっぱり。それを見たら、みんな誤解するし。(特定のファンと)仲良くなれば、(他のファンの間で)「こうなん(付き合ってる)じゃないの?」って、どんどんイメージ(噂)が広まっていくからな。そういう意味では、(HKT移籍は)指原にとって良いと思うな。指原がHKTを盛り上げて、また頑張れば、みんな「やっぱ指原すごいな」っていう風になるし」。指「…頑張ります。(移籍の話は)今聞いたのでビックリしていますし、動揺していますし。でも、そういう風になったので。HKTファンの皆さんに、HKTのメンバーとして認めて貰ったりとか。HKTのメンバーにも、認めて貰うのはすごく時間がかかると思うけど、頑張らなきゃダメだめなんですから」。秋「そうだな。HKTなんて(平均年齢)13~14歳だからな。いわゆる、AKBにおける(篠田)麻里子みたいな感じで出て行く訳だから」。指「いやいや、そんな良いモンじゃないですよ、絶対」。峯「こんなんでも、大先輩ですから」。指「こんなん(笑)」。峯「萎縮しちゃう」。指「どうしよう。「さっしー」とか呼んでくれるのかな」。秋「あのさ、大丈夫? 他のメンバーもうこういう事(男性スキャンダル)ないんだろうね?」。指「無いですよ!」。秋「無い?」。指「無いです無いです! みんなすごく意識が高いですし。…私は昔、あまりにも意識が低すぎただけだと思うので…」。峯「どうします? もし今後も何かあったら?」。秋「えぇーもう勘弁してよ」。一同「(笑)」。秋「その度にさ、みんな集めて会議して…ねぇ。なんだろうな…僕がスタッフに言うのは、「俺たちが中学・高校のときって、そんなに意識ちゃんとしてたか?」っていうと、してない訳さ。すごく無責任な行動だったり、先輩に注意された時も、「そんなの関係ねぇよ!」って思ってた。だから、たった1回の失敗に対して、ペナルティを科すっていうのは辛い。「じゃあ他のメンバーは?」ってよく比較されるて、ファンの方が言うんだけど、とりあえず“俺は”、まだ指原は“イエローカード1枚目”ってことかな。やっぱ大人達は心配するから、そういう(男が出来た)兆候が見えたり、噂を聞いたりすると、いろいろアドバイスしたり、警告したり、注意したり、一生懸命守ろうとする。だけど、どうしてもそれを、みんな素直に聞いてくれなかったり、「自分は大丈夫」と思ったりするんだよね。それが僕らは一番心配。ただ出来るだけ、そういう形になったとき、みんな救ってあげたいと思うし、チャンスをあげたいと思う。今でもそう思うよね。だからまぁ、他のメンバーね…。例えばさ、毎月出てくると俺も辛いよね」。一同「(苦笑)」。峯「今年私たち二十歳とかですけど、やっぱ周りの子は普通に楽しい恋愛とかしてる訳じゃないですか。普通に生きてたら、普通に日常生活にあるものが、私たちにとっては本当にたくさんの気持ちを揺さぶっちゃうというか…。それが芸能人ていうことなんだなって」。秋「だから指原の過去のね、3~4年前の意識の低い頃だから。まぁしょうがないとは言えないけども…。ファンの方にしたら、指原が頑張っている様、指原が夢を叶えるために応援してくれている訳じゃん。それはやっぱりありがたく感謝しないとダメだよね。ブログのコメント欄なんか、みんな「がんばって」とか書いてくれてるし」。峯「」あったかいですよね。いっぱい『それでも好きだよ』って書いてあって、秋元先生これを見越してたのかなって」。秋「だよな! 俺、もしかしてそういう予知能力あるのかも知れない。すべてを俺が分かった上で、この曲を(作ったみたいじゃん)」。峯「これはある意味、永遠に語り継がれ曲になるんじゃないでしょうか」。(イントロ流れ出す)。指「それでは聞いて下さい。私の曲です(笑)『それでも好きだよ』」。(曲終了)「はい、皆さんお邪魔しました。頑張りま~す。指原でした」。秋・峯「帰るの?」
    写真週刊誌『FLASH』の編集長・青木から秋元に送られたメール。「さっしー。きちんと伝わってきました。もらい泣きしました。世論は指原に同情的になると思います」
    大島優子との電話。秋「今日は指原SPでお送りしてるんだけど」。大「いるんですか?」。秋「帰りました~」。大「(笑)」。峯「(ラジオ)聞いてないってことは、何も知らないの?」。大「うん」。峯「いろいろと新しく決まった事があるの」。大「なに?」。秋「詳しくは(大島が今電話している)前田に聞いてね」。大「えぇー教えてくんないんだ(笑)」。峯「あっちゃんに聞いてみて」。大「あっちゃん何があったの?」。峯「向こうで喋ってる」。大「ウソでしょ? めっちゃ笑ってんじゃん。あっちゃんの声、めっちゃ笑ってる。え? ホントに?」。峯「ビックリしてる(笑)。なんだって優子?」。大「HKTに異動になったの?」。秋「そうだよ。ホント。だからさ、ちょっとNot yetの活動もさ、大変になるよな。東京と博多を結んで」。大「結んで? どういうこと? ウソでしょ」。峯「これから博多に引っ越すらしいですよ」。秋「そうなの。だから応援してね」。大「えぇーーマジ? そうなんだ」。秋「ありがとね。じゃーねー」。大「急だな」。峯「Not yetの曲かけときますね」。大「『西瓜BABY』よろしく」。秋「じゃ聞いて頂きましょう」
    リスナーからの送られてきたメールを見て。秋「指原がHKTに行くことが、『左遷(高い職から低い職に落とすこと。また、官位を低くして遠地に赴任させること)じゃないか!』って言う人がけっこういたんだけど、左遷でもなんでもなくて、必ず新しいチームって誰か指導者を送り込まなきゃいけないなって思ってる訳ですよ。もちろんNMBみたいに、そのままズンと行けたのもあるし。それは山本とかがちゃんと大人だったし、SKEで言えば玲奈とか珠理奈がなんかに出てたからね。それに比べHKTって、まだどうしていいか分からないから。チームBの時にさ、浦野とか平嶋とか渡辺とか行ったじゃん。ああいう感じで行って、で、その事がたぶん指原が感じたこと、脇が甘いなとか、身に染みて分かったと思うんだけど、それをHKTに伝えたら良いんじゃないかなと。またそういう風(ペナルティでHKTに降格したみたい)に言うと、「AKBの下にHKTがあんのか!」とか(言う人がいる)。そんなこと全然ない。グループだし。全部僕がプロデュースしてる訳だから」[14]
  • 発表をラジオを聞いていたファンからは「ネタだろ?」といった声も上がったが、冗談ではなく、秋元はHKTに指原を指導者として送り込む構想を明かし、「(今回の経験を生かして)HKTの子たちがそういうことにならないように指導して、AKBのために頑張って欲しい」と移籍理由を語った。しかし、これを聞いたファンからは、以下のような否定的な意見が多く挙がっている。「納得できないのは、HKT行きが左遷扱いされてること。ファンは怒るぞ」「HKT島流しの刑ワロタw」「HKTも災難だな。グレーな人が教育係としてくるというのはどうなんだ?」。秋元の発表に対し、多くのファンがスキャンダルの罰として指原が左遷されたと感じだようだ。だが、秋元氏は番組後半で「左遷ではないです。指原なりの再出発、リセットをしないといけない。ケジメ。ペナルティというよりも、HKTを頼むぞ!という感じかな」と否定した。
    だが、左遷でないならば、今回も処分を行わなかった事になってしまう。どちらにしても、運営の判断に納得のいかないファンは多いだろう。しかし、実質的な左遷であることは、誰の目にも明らか。サラリーマン社会で言えば、東京本社で失敗した社員が博多へ飛ばされるようなものだ。指原を辞めさせずに騒動を収束させるため、秋元をはじめとした運営側が編み出した苦肉の策とも言えそうだ。

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